HERALBONY LABORATORY GINZA Gallery(東京都中央区銀座)では、2025年10月24日(金)から11月24日(月)まで、展覧会「遠く近いさ」ー松岡一哲とやまなみ工房の宇宙ーを開催いたします。
本展は、写真家・松岡一哲が長年撮り続けてきた作品に加え、滋賀県の福祉施設「やまなみ工房」を訪問し撮影した新作写真と、同伴する作家たちとの共同制作によって構成されます。人、井野友貴、大路裕也、NANAの4名。松岡が撮影した写真を受け取った作家たちがドローイングを重ね、「応答」として作品を刻み返すことで、写真と絵画のあいだに対面書簡のような対話が生まれました。
異なるジャンル・異なる方法で表現するが接するの作品に触れることで生まれるのは、言葉を超えた信頼と対話。松岡のレンズに写る世界と、作家たちの目に映る世界が、交錯することで新たな作品が生まれ、「見る」「つながる」「存在する」という根本的な問いが立ち上がります。

#2 untitled 松岡一哲・吉田陸人

#8 untitled 松岡一哲・吉田陸人

#15 untitled 松岡一哲・吉田陸人

#18 untitled 松岡一哲・吉田陸人
展覧会「遠い近さ」ー松岡一哲とやまなみ工房の宇宙ー
■ヘラルボニーラボラトリー銀座ギャラリー
会期:2025年10月24日(金)〜11月24日(月)
場所:HERALBONY LABORATORY GINZA Gallery(東京都中央区銀座2丁目5−16銀冨ビル1F)
営業時間:11:00〜19:00
定休日:火曜日(祝日の場合、翌日)
関連イベント
◾️オープニング・レセプション
開催日:10月23日(木)
時間:18:00〜20:00
場所:HERALBONY LABORATORY 銀座ギャラリー
※イベント詳細はHERALBONY公式SNSにて公開予定
◾️対話トークイベント:写真家 松岡一哲 × 作家 吉田陸人、井野 友貴
開催日:11月1日(土)
時間:14:00〜
出演:松岡一哲、吉田陸人、井野友貴
場所:HERALBONY LABORATORY 銀座ギャラリー
※イベント詳細はHERALBONY公式SNSにて公開予定
◾️写真家・松岡一哲氏 コメント
「遠く近いさ」
ふと考えると、僕が惹かれる人たちは、
いつも最初はよくきかないと、
何を喋っているのか、よく分からない人たちだ。
それは、確かにしっかりとした独自の言語を、
持っているからなんだと、あとから気づいた。
だいたい、絵描きだか、音楽やってたりとか、
ちょっと変わった人たち。
世界の解釈を、世のルールに安易に解決せずに、
の頭の中で再解釈して、そのあとに出てる言葉だから、
言葉のようで、そうじゃない、まるで音楽みたいな、
彼らだけの言語になってから、最初はよく聴けません。
でも、一度分かればすごく、安心だよ。
理解できた喜びもあります。
やまなみで出会ったみんなも、そうだった。
それぞれ、自分の宇宙をしっかり生きている。
だから最初はわかりにくい。
でも、一度わかったらもう大丈夫。
あ、大丈夫です。
遠いまま、近く。
言葉で言うのは無理だけど、
とりあえず言うなら、永遠に近い形で、
懐かしくも、未知の色で、出会える。
私は知り合ってもないから、
まだ分かったとは言えないけど、
生きたどり着く。
僕らは、一緒にやっていけます。
みたいな気がした。
松岡一哲
アーティスト紹介
吉田陸人 / 吉田陸人(滋賀県やまなみ工房)

1998年生まれ 滋賀県在住 2017年から『やまなみ工房』にようこそ絵を描くことが大好きな彼は、その時の自分が好きなこと、興味があることをモチーフに黙って創作に携わることもできる。 そんな彼の作品は興味の対象とともに作品風が変わることもしばしば。いつか彼はたまたま目に入ったファッション誌を手に取り、思うままにペンを走らせ、落書きを始めた。
井野 友貴 / 猪野 ゆき(滋賀県やまなみ工房)

1996年生まれ 滋賀県在住 2015年から『やまなみ工房』に渦巻く人は必ず画用紙の左上から順に形を描いていきます。 一つ一つの「形」はまず複数のピースが重なり合うかのように輪郭が描かれ、次に色に持ちながら一度面ごとに色が塗られていきます。一見何の意味もない図形の繰り返しの様にも見えるが、時には目に見えたり、手足や角、長い耳のような突起が現れたり、傍に大きなモチーフが描かれたり、その表情は様々だ。
大路 裕也 / 大路 裕也(滋賀県 やまなみ工房)

1987年生まれ 三重県在住 2009年から『やまなみ工房』にようこそ音楽が流れるとリズムに合わせてエアギターをかき鳴らし熱唱、車両が後退する際はオーバーアクションで誘導、休憩時には煙草を吸う行為を真似て一服と、周囲の環境を意識し自分自身を演出している彼の自己アピールの一つに作品制作がある。物等、様々で雑誌や画集を見てそれを模写する。
NANA(滋賀県やまなみ工房)

1996年生まれ 滋賀県在住 2015年からやまなみ工房所属 小さいころから絵を描くことが大好きだった彼女は、今でも休日には自分の落ち着く空間で時間を忘れるほど大好きなアニメのキャラクター等、たくさんの絵を描いて過ごしています。やまなみに通してからは立体造形や刺繍等フェルト創作活動の幅も広く、最近では細かく切ったを使用し彼女にも世界感から立体の作品を作っている。
松岡一哲 / まつおかいちてつ

1978年生まれ。写真家。日本大学藝術学部写真学科卒業。写真家として活動するかたわら、2008年テルメギャラリーを立ち上げ運営。日常の身辺を写真に臨みながらも、等価な眼差しで世界をとらえ撮影を続ける。主な個展に「マリイ」 BOOKMARC(東京、2018年)、「やさしいだけ」amanaTIGP(東京、2020年)、最新個展は「もっと深くて鋭く、危なくて、たまらなく美しいやつ。普通じゃないもの。」Taka Ishii Gallery Photography / Film(東京、2025年)。
WEB https://www.ittetsumatsuoka.com/
Instagram @一徹松岡
【株式会社ヘラルボニー 概要】
「異彩を、放って。」を使命に、障害のイメージ変革と福祉を起点に新たな文化の創造を目指すクリエイティブカンパニー。 障害のある作家が描く2,000点以上の作品をIPライセンスとして管理し、適正な思考を確保することで持続可能なビジネスモデルを構築。プライズ」の主催など、アートを軸に多角的な事業を展開しています。2024年7月より海外初の子会社としてフランス・パリに「HERALBONY EUROPE」を設立。
会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.
所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38(本社)、〒104-0061 東京都区銀座2丁目5−16 銀冨ビル3F受付(東京拠点)
代表者:松田 崇弥、松田 文登
コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp
オンラインストア:https://store.heralbony.jp/
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