About

  • アートを通して、「障害」のイメージを変え、新たな文化を創造する

    創業ストーリー

    HERALBONYは、

    岩手県北部のちいさな町で生まれました。

    創業者は双子の兄弟。二人の兄には自閉症と知的障害があります。幼い頃、双子の兄弟は兄が「かわいそう」というレッテルを貼られることに違和感を覚え、ブランドとクリエイティブの力で、世の中の「障害」のイメージを変えようと決意しました。
    ヘラルボニーという社名は辞書に載っていません。自閉症のある兄、翔太が7歳の時から繰り返し、ノートに書き記していた謎のことば。その「ヘラルボニー」を社名・ブランド名とすることで、「一見価値のない小さな物から新しい価値を創造したい」という思いが込められています。
    2018年に、ブランド「HERALBONY」がスタート。最初はアートをシルクジャガードに織り込んだネクタイの製造から始まり、常に品質と「作家ファースト」な姿勢にこだわりながら、今に至るまで幅広いライフスタイルプロダクトをリリースしてきています。
     
    2020年には、本社がある盛岡にギャラリーをオープン。その後、東京を中心に全国各地のポップアップ店舗も含め、大小の展覧会を多数開催。異彩を放つ作家たちの作品を多くの方々にお届けしてきました。
    2025年3月には銀座、盛岡にそれぞれ常設ギャラリーをオープンし、さまざまな企画展を実施しています。
  • 障害が、絵筆に変わる

    HERALBONYは、障害のある作家のアートを原画のまま、またはIPとして世の中にお届けしています。
     
    IP事業では、作品が商品に使用されるたびに作家が継続的に収入を得られるモデルを構築。
    そのビジネスモデル自体が「社会の偏見を打ち破るクリエイティブ」として認められ、2025年のカンヌライオンズにて「グラス部門」のGOLDを受賞しました。

     

     

    作家に支払った報酬は、過去3年間で15.6倍に。

    へラルボニーの契約作家は主に知的障害のある方で、多くの方が雇用契約に基づく就労が困難な方を支える就労系福祉サービス「就労継続支援B型」の対象者です。
    「就労継続支援B型」は自分のペースに合わせて就労訓練を行うことができるメリットがある一方、あくまでも就労ではないことから、支払いは「賃金」ではなく「工賃」として平均して月額15,776円*、時給にすると222円というのが現状です。

     

    多くの作家さんのご家族が、口を揃えてこうおっしゃいます。
    「私らが死んだ後、うちの息子/娘はどうやって生きていくんだろう。私は死ねない」と。
     
    そんな親御さんのお一人からある日届いたメッセージを、ヘラルボニーは意見広告にしました。
  • 確定申告シーズン直前の1月31日に、国税庁の最寄り駅である霞ヶ関駅などの計4ヶ所にて公開されたポスター。 日本最大級のクリエイティブアワード「2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にて、PR部門の総務大臣賞/ACCグランプリを受賞。

    確定申告シーズン直前の1月31日に、国税庁の最寄り駅である霞ヶ関駅などの計4ヶ所にて公開されたポスター。

    日本最大級のクリエイティブアワード「2023 63rd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にて、PR部門の総務大臣賞/ACCグランプリを受賞。

     
  • 親の扶養の基準を超えて「確定申告」をする作家が生まれたという事実は、異彩が当たり前に活躍する世の中に向けた大きな一歩でした。
    「いつか私たちが息子に扶養される日が来るかもしれませんね」
    確定申告第一号となった作家のご両親の希望に満ちた笑顔が、今日も私たちHERALBONYの原動力になっています。
     
    HERALBONYの契約作家の中には、都会のビジネスパーソンに匹敵するような収入を得ている人も増えてきました。
    作家に支払う報酬の総額は、過去3年間で15.6倍にも成長
     
    これからも、あくまでも営利企業として成長を遂げながら、作家たちと社会を前進させていきます。
  • ブランド「HERALBONY」